台北101と台湾新幹線
今日もつれあいの当麻よし子市長は、所沢市防犯協会並木支部の市長講話などにでかけた。梅雨のあいまの洗濯、草むしり、芝刈りと市長の雑用係は家事も忙しい。
たまには息抜きの旅行がしたい。今年はじめ、つれあいに「2週間ばかり旅行したい」というと、「それは困ります」との返事。市長職は、土・日も関係なく、公務日程がぎっしり入っている。友人・知人から「市長さんの体はだいじょうぶですか?」と心配されるほどだ。ありがたいことに、彼女はいたって元気。
実は、ぼくはひそかに西アフリカのニジェール河の旅を計画していた。1960年代からぼくはアフリカに関心をもっていた。だが、まだ西アフリカにいったことがない。いつか若い頃からの夢を実現したいと思っていたが、つれあいの日程をみるとあきらめざるをえない。3~4日ぐらいだと日常の生活に支障がないだろう。
というわけで、近くの台湾に先日でかけた。小旅行なのであれもこれもとはいかない。まずは故宮博物院。北京の紫禁城にあった歴代皇帝のコレクションが、蒋介石ひきいる国民党によって移されたものが展示されている。短時間で、とても歴史的な価値ある文物をゆっくりと見学はできなかった。
数年前、台湾に超高層ビルが建設されたと聞いてはいた。高さ508m、地上101階、地下5階の「台北101」。89階の展望台までは5階のエレベーターで昇る。ものすごい速さだが、ゆれも耳鳴りもしない。所要時間はわずか37秒。91階にも屋外展望台がある。夜の見学だったが、台北市街の明かりが小さくみえる。
所沢市内にも30階建ての高層マンションはいくつもある。だが高さは100m以内だ。日本では超高層ビルではないが、いま墨田区に建設中の東京スカイツリーは高さ610m、2011年12月に完成するという。数年前、埼玉県も電波塔の誘致合戦をしたが負けてしまったという経緯もある。
人はどこまで超高層ビルを建てるのであろうか。中東のサウジアラビアでは1600m、ドバイでは1400mというニュースをみたことがある。世界同時不況で、完成は未定、凍結中もある。1000mの高さは雲の上で、人間にどんな心理的影響をあたえるのだろうか。いずれにしても世界は超高層ビルの建設ラッシュ。超高層ビルにどんなメリット、デメリットがあるのか、ぼくにはわからない。
台湾新幹線(台湾高速鉄路)は、台北から高雄(左榮)までの345kmを最高速度300km/hで走る。こちらは高さではなくスピードだ。従来4時間かかっていたのが最速で96分。各駅停車だと2時間。2年前に開業した台湾高速鉄路は、日本の新幹線車両技術を輸出した初めての事例だという。
乗ってみると日本の新幹線と似ている。台北から高雄までの料金は片道NT$1200(約3800円)。座席数は日本と同じ。ゆれもない。短時間なのに車内販売の売り子もやってくる。日本とちがって台湾高鉄の駅は市街地から離れている。したがって駅前の区画整理はあるが、街のにぎやかさはみられない。車窓の風景も、日本と大きな差がない。
日本の東海道新幹線が開業したのは東京オリンピックの年。あれから45年、いろいろな型の新幹線車両が全国を走るようになった。いまやアメリカに新幹線の売り込みをするほどの技術をもっている。だが、フランスのTGVや欧州勢も各国の高速鉄道へのセールスをしている。日本は、アメリカで成功するだろうか。
台湾は九州ぐらいの面積。日本の10分の1位の面積に南北に走る新幹線。新幹線が走っている駅周辺が今後どんな発展をするかも興味深い。台北や高雄の街中を走るバイクも、ベトナムほどではないが、実に多い。若いエネルギーに満ちあふれている。
時間があれば、もっとのんびりしたい、そんな台湾の3泊4日の息抜き小旅行であった。
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