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2009年6月21日 (日)

わかりやすい基本条例へ

 いま6月定例市議会が開催中だ。つれあいの当麻よし子市長は、一般質問の答弁準備などで連日、帰宅は10時過ぎ。疲れもみせず、今朝も「わんぱく相撲大会」などの行事にでかけた。

 さて、第10回まちづくり基本条例検討委員会が、6月20日、所沢市役所8F大会議室でひらかれた。最近の検討委員会は、若い市職員が多い条例庁内検討部会のメンバーも参加して、市民と一緒に「まちの憲法」づくりを議論している。

 会場には6グループ用のテーブルがつくられている。テーブルの上には、大きな模造紙が2枚、前回グループで議論された「基本条例のイメージ」「実現したいこと」などのメモ書きが用意されている。みんなの意見が条例のどの部分にあてはまるか、模造紙にはりつけていく作業がまっている。

 2枚の模造紙には、議論がしやすいように、2007年2月に市議会特別委員会が提言した自治基本条例の骨子が大分類・中分類として書かれている。

 ちなみに議会が提言した大・中分類は、前文(市の特性・らしさ、自治のあり方)、第1章総則(目的、最高規範性、定義、基本理念、基本原則)、第2章市民等(権利、責務)、第3章コミュニティ(地域、組織)、第4章市政への参加、協働、第5章市政運営の原則(総合計画、執行機関、財政運営、他自治体との連携)、第6章市議会、第7章市長、附則などからなっている。

 みんなが前回だした意見がどの分類にあてはまるか、座っていてはできない。どのグループのメンバーも立ち上がって、ひとつひとつ「小分類」の空欄にメモ書きをはっていく。条例になじまない項目もある。ぼくのグループは50以上の意見がだされていた。

 「狭山丘陵、これは所沢らしさだね」「住みよい所沢、これはどこに入るのかな?」「助け合いのまちづくり、これはどこ?」「市民の積極的な参加は?」「情報共有は?」「市民あっての市役所はどこだろう?」などなど、小分類にはっていく。しばらくして、「これはやっぱりこっちの分類がふさわしいですよ」とさしかえたり、あるいは新しい項目が追加された。

 わいわいしながらも楽しい作業。他のグループの雑音が入ってこないから不思議だ。それだけ議論に没頭しているからにちがいない。作業が終わると、ひとり3枚の赤いシールが、大事な項目にはられた。

 最後に、各グループのまとめが発表された。「参加より参画へ」「もっと基本理念の議論を」「住民投票制度も考えるべき」「中分類も見直したい項目がある」「情報公開・情報共有」「協働のまちづくり」ということばが報告に多い。模造紙にはりだされた項目をみると、「こんなまちにしたい」という「総合計画」に関係するなかみもめだつ。

 はたしてこれで自治基本条例の素案ができるだろうか、と心配する人もいる。今年1月にスタートした検討委員会は、市民の共通認識のために、いろいろな研修をかさねてきた(2/13のブログ参照)。5月から本格的に基本条例のイメージを話し合い、今回は条例の全体像を考える段階にまできている。今後のスケジュールをみると、その心配はなくなるだろう。

 市民参加ですすめている検討委員会は、5月15日、所沢市長と「(仮称)まちづくり基本条例素案に関するパートナーシップ協定」を締結している。

 協定は「検討委員会と市との協働のための基本原則や役割と責務、検討委員会が作成する条例素案の取り扱い等」をさだめている。協定のなかには「市は、検討委員会が作成した条例素案を最大限尊重することに努めます」などがある。

 同時スタートした総合計画検討委員会も、同様なパートナーシップ協定を市長と締結している。

 自治基本条例は、一般的に行政が案をつくり議会に提出というのが多いが、所沢の場合は、議会が先行して検討していた。当時、ぼくも特別委員会のメンバーだった。「自治の基本は市民が主役である」との視点から、アンケートを実施したり、部会で議論を深めてきた。だが、素案までいたらなかった。今回、その骨子を活用している。

 市民にわかりやすい条例にしようと、市民と市職員が共通認識をもちながら、いまワークショップをつづけている。いずれにしても、条例検討委員会の素案は、来年1月をめどにしている。暑い夏も検討委員会が予定されている。みんなで知恵をだしあって「わがまちの憲法」をつくっていきたいと思う。

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