改札開設へワークショップ
このブログ表紙の線路は、下山口駅踏切から西武球場前駅につづく単線の線路。西武ドームで野球が開催されるとひんぱんに臨時電車が走る。短時間で大量のお客さんを運ぶため下山口駅で上下の交換まちもしばしばある。
下山口駅から西所沢駅まで一駅。多くの通勤・通学者は西武池袋線に乗り換えて都内にむかう。この西所沢駅の乗降客は一日約24,000人。駅の改札口は一ヵ所しかない。乗降客の半数は近くの大踏切を渡って駅を利用している。
朝夕のラッシュ時は「カン、カン、カン」と踏切の警報音がなりひびく。遮断時間は一日6時間50分。乗客はいらいらしながら遮断機があがるのを待っている。野球が開催されるとさらにわをかける。車の渋滞もひどい。
「急いで踏切を渡る人、人、人。事故でもあったら大変。なんとかしてほしい」という声はずいぶん昔からあった。4年前の6月定例市議会に1万3千余の署名を提出し採択されている。その後すぐ、地元の自治会・町内会が「西所沢駅西口改札口開設期成会」を結成した。
所沢市と西武鉄道も西口改札については前向きだが、まだ候補予定地の地権者の同意が進展していない。つれあいの当麻よし子市長の「マニフェスト」にも、今年度の施政方針にも、「西口改札口開設」がふれられている。
期成会と市交通安全課との情報交換・協議はすでに45回を超えている。地権者との交渉もすすめられているが、いまだよい返事をいただけていない状況にある。昨年、改札口予定地区の住民との懇談会も開催されている。身近な場所に改札口だが、交通・環境の変化などの声もあがっていた。
さらに一歩前にすすめるため、先日(5/30)、地元・岩崎下町自治会館で西口改札口開設にかかわるワークショップがひらかれた。ワークショップ開催のよびかけに応えて近隣者20数人が参加した。参加者はA(交通関係)、B(環境)、C(設置場所)グループにわかれ、さらに期成会、小委員会グループのメンバーも加わった。
期成会としては初めてのワークショップ開催。第一回目のため、進め方の説明があった。「ワークショップとは、参加者が自ら参加・体験し、意見やアイデア等をだしあって意見交換し、問題解決をする集まり、会議の一種です」と。
「進め方は、①各参加者が自分の意見やアイデア等をメモに書きだす②メモを模造紙にはりだし、内容ごとに分類する③内容を整理し、発表をまとめる④発表」「役割分担は、進行係、記録係、発表者」「基本的なルールは、他人の意見を聴く、相手の意見を批判・否定しない、お互いを尊重し、対等な立場で参加する」と確認した。
参加者はお互いご近所同士。意見はメモに書きだされ、模造紙にはられていく。「予定地付近の道路は狭すぎる。一方通行の規制が必要ではないか」「改札口がなくっても不便を感じない」「西武はなぜカネの負担をしないのか」「便利だが不安がある」「ごみなど環境が悪くならないか」「環境パトロールが必要ではないか」など、ご近所ならでの心配、意見がたくさんだされた。
西所沢駅西口改札口の開設は、踏切の安全性、乗降客の利便性にとって大きい。もっとも身近な改札口予定地のご近所はどう思っているのか、今回は初めてのワークショップ形式での意見交換会だ。今後もこのワークショップをつづけていくことになる。
自分たちの住むまちをどう良くしていくのか。従来の行政依存から市民が汗をながして、行政と市民が一緒に課題にむけてとりくんでいる「期成会」の活動は、協働のまちづくりの一つ事例ではないだろうか。
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